私の読書生活最初の一歩は「10万円用意して、本屋に行って目に付いた本を片っ端から買う。」ということから始めました。
一度では無理ですから回数を重ねて、10万円使い切るまでやりました。

  • 家の側にあるイオンの本屋に行きました。
  • 実用書のコーナーに行きました。
  • 「主婦でも月収○○万円」「成功する○○」みたいな本を2~3冊買いました。

直ぐにつまずく

買った本は読まない。買うことで目標達成。だから、買った本は本棚には並べない。食卓の上にでも置いておく。
そのまま手を付けず数日過ぎたら、それが自分の姿。
受け入れて反省し、自分を変えるために、本を手に取ってペラペラとめくってみる。1行読んでみる。

マイルール

せっかく買った本を読まない私に「リトル私」が特別ルールを作ってあげました。

  • 1行だけでも読めばOK!
  • トイレに入った時だけでもOK!
  • 読めない漢字は飛ばしてもOK!
  • 何日かかってもOK!
  • 読み終わった本はよく見える場所に積み上げる

このマイルールは意外にも効果を生みます。
不思議なもので、1行読めば5行くらいはさっと読む。その勢いで1ページ、2ページは読める。
そうやって徐々に自分を育てました。

最終的には1冊30分

最終的には1冊30分くらいで本を読むようになりました。ただし「とんでも本」に限ります。
日に2~3冊読みました。もちろん、読めない漢字の読み飛ばしは途中でやめました。

読書の効果

「とんでも本」の破壊力は大きい。のちに振り返って、その効果を感じました。
例えば、サイトを作るときです。
私は独学でサイトを作りました。そもそも、パソコンの文字変換ですら思い通りにならないスキルで。
そんなレベルでは、分らないことやトラブルといった「問題」が押し寄せる波のように繰り返し起こります。
そういった問題を自力で乗り越えました。適宜的確な判断を下し、必ず良い結果となりました。不思議なことです。

あとあと「どうして当時の自分がそういうことができたのだろう?」と考えました。
おそらく「とんでも本」に書かれていることが強烈にサポートしてくれたんだと気付きました。

「とんでも本」の中には、成功者が書いた本がたくさんありました。彼らのほとんどがナルシストです。
だから本の中身に必ず、困難を乗り越えたエピソードが盛り込まれています。
私自身は読んだ本の中身を覚えていませんでしたが、そういったエピソードが頭のどこかに知識として収まっていたのでしょう。
問題が起きたときの対処方法が的確でした。それまでの自分を考えるとありえない現象です。

「とんでも本」だけ読めば良いと言うわけではありませんが、世間で揶揄されるほど無価値ではないと思います。
「とんでも本」から読書をスタートして、思想・科学・哲学の本を読んでいけば良いと思います。彼らの下地には必ず、思想・科学・哲学の本があるはずですから。

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