このページでは、課題図書を読むにあたってのアドバイスをします。
アドバイスの内容は「あなたが当時の私と同じ読書レベルである。」と言うことを前提にしています。
アドバイス内容について
かなり荒っぽいことを含んだアドバイス内容です。「正しい読書」とは言えないものが多々あります。ただ、「あなたが当時の私と同じ読書レベルである。」でるならば、効果的なアドバイス内容だと思っています。「私」と言う実績があるので。
ちなみに、当時の私はというと、偏差値30台の高卒で、ゴリゴリの職人をしている親父です。漢字も読めない読書レベルでした。
そして、「偏差値30台の高卒で、ゴリゴリの職人をしている親父」は今も変わりません。
それでは、以下からアドバイスが始まります。素直な気持ちで読んで下さい。
1.「その都度調べる」
「自信を持って読めない漢字」「意味が良く分らない言葉」は、うやむやにせずに、その都度調べてください。何度でも。
「なんとなく読めるから良い。」「前後の文脈で意味が分る。」では、良くありません。
これは、「言葉の輪郭をはっきりさせる」という意味で非常に重要です。
あなたにとって、曖昧でぼやけた言葉のまま読書を続けていても、その効果は半減します。
面倒臭いことをやることが、何事も大事です。
例えば、「理性や感情は理智に相対し、理智は教養と経験に相対する。」と言う文章をあなたははっきりと理解できますか?
辞書で言葉を一つ一つ調べると、あなたが最初に理解した以上に、この文章をはっきりと理解できます。
これが「言葉の輪郭をはっきりさせる」と言う事です。
全部読む
言葉の意味をネットで調べることが多いと思います。その場合、記事に書いてあることは最後まで全て読んで下さい。
時間が掛かるのは仕方がない。そして、調べても理解できないこともあります。
理解できなくても構いません。最後まで読むことが重要です。後々、その意味が分ります。
注意して調べた方が良い言葉
特に哲学書などは、知っている言葉であっても、注意して調べた方が良い言葉があります。
例えば「意識」と言う言葉は、確実に読めるし意味も分ると思います。しかし、調べてみると、とんでもない量の意味が存在します。
そういう言葉を感覚的に発見し、調べることは非常に大事です。
2.「とにかく読む」
どうしても書いてあることが分らない難しい本があります。その様な本は、奥歯を食いしばって、とにかく読んでください。
意味が分らないままで良いから、頭の中で声に出して読むのです。今あなたがすべき読書は修行です。
分らないからといって、後回しにしてはいけません。
手にした本を本棚に戻すときは、読み終わったときだけです。
「意味の無い読書」と思われますが、そんなことはありません。絶対に。
読書は我慢・辛抱・忍耐・根性
「読書は奥歯食いしばってする。」という精神で行ってください。
リラックスして読書するのは間違いです。読書は我慢・辛抱・忍耐・根性である。
そう、大げさに言えば、読書は荒行・苦行です。
立って本を読む
読書は眠くなる。睡魔には勝てない。だから、「立って本を読む」というスタイルを増やしましょう。
これ以外の解決方法はありません。考えるだけ無駄です。
読書は体力です。
これは、高卒の税理士に教えてもらった方法です。私のお客さんとして、たまたま出逢った方で、本人以外に何人ものスタッフを抱えている、目立たぬ成功者です。
勿論、TPO似合わせて座って読むこともあります。
3.「『バカ』になる」
いつでも、どこでも、ほんのわずかな時間があれば、本を出して読書を始めて下さい。「全ての時間を読書に費やす。」という、「バカ」になって読書をして下さい。
「バカ」は大きな欠点だが、最強の武器にもなります。
周りからどう言われ、どう思われようと気にしないことです。
言われたことなど、頭の奥の部屋に閉じ込めて、常に読書のことを考えるようにして下さい。
事実、私はずいぶん馬鹿にされました。何度も犯罪者になりかけました。
ただその後、そいつら(自称インテリ)は、私に一目置くことになり、やがて、何も言えなくなりました。
なぜなら、課題図書を読破することは、そういう連中にはけっして真似できないことだからです。
高学歴や社会的な地位を手にすることは、半分運です。そして、ほぼ運だけで人生を生きてきた様な人間に、今回の課題図書を読破することはできません。
課題図書を読破することは、あなたの人生を長い目で見れば、わずかな時間です。意識は「本」に集中しましょう。
嫌なことを考えない方法
「嫌なことを考えない方法」はあります。それは、別のことを考えることです。
読書をしているあなたのことを周りから揶揄されても、本のことだけ考えるように意識するのです。
もしくは、課題図書を読破した明るい未来を想像して下さい。
課題図書を半分くらい読めば、自分の変化に気付きます。そうなれば、明るい未来のイメージは、より具体的になるでしょう。そういうことを考えて下さい。
そうすれば、嫌なことを考えないで済みます。そして、嫌なことを考えないそれと同時に、あなたのオーラはきれいになります。(ちょっとキモい表現ですが、とても大事なことです。)
4.「次の課題に進む」
1ヵ月で読めなかった課題図書は途中であってもやめて、次の課題図書に進んで下さい。
そして、10までやりきったら、1に戻ってやり直してください。
課題図書をこなす機会は一度ではありません。何度トライしても良いのです。
ちなみに、紹介した課題図書は全部で94冊です。
読んでない本が、本棚にたくさん並んでいたら、それはそれで良い光景です。
その状態を放置できる人であれば、もう自分の人生に対して、変な期待や欲は出なくなることでしょう。
5.「2度目は、とことん調べる」
2度目は、ペースを気にせず「意味が良く分らない言葉」をとことん調べてください。とにかく調べてください。
調べても理解できないこともあるでしょう。しかし、「量は質を凌駕」します。量をこなすことで、質に拘った方法よりも大きな物を手にします。
ちなみに、とことん調べてい行くと「ウィキペディアの沼にはまって5時間経った。」「本1冊分の文章を読んだ。」と言う事になるでしょう。
まとめ
偏差値30台の高卒で、ゴリゴリの職人をしている親父が、漢字も読めないレベルから始めて、数ヶ月このスタイルを続けたら、課題図書の中盤以降は月10冊読めるようになりました。
あなたはどうしますか?
紙を一枚々を重ねるような、日々の努力をしましょう。
「紙1枚」とは、読書をサボってしまったときなどに「こんな自分はダメだなぁ」「もう何度も、同じ後悔をしているなぁ」と思うことです。
その自覚に、あなたの確かな成長があります。
時が経てば、重ねた紙は必ず厚みが出ます。
自然と、過去の自分を乗り越え、理想の自分に近づきます。
補足
今の世の中、うるせえことを言う輩がが多いので補足します。
現実的なことを言うと、課題図書の読破は、たいしたことではありません。
めったに出逢うことはありませんが、世の中には何倍も凄い人が大勢います。
「質の高い本を読んだ」と言う意味では、自信を持って良いことではありますが、思い上がらないように。
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